船底型
【读音】ふなぞこがた
【英文名】Boat-bottom shape
船底型(ふなぞこがた)とは、船の底部に見られる丸みを帯びた曲面形状のこと。寿司の現場では、主に握り寿司のシャリ(酢飯)の底面を指す表現として用いられる。職人が握る際、シャリの底を船底のように緩やかなカーブに仕上げることで、口に入れたときの舌触りやほどけ具合が変わるとされている。
船の底部は水流を受け流すために滑らかな曲面で設計される。蒸気機関車の炭水車にも台枠を省略した「船底形」と呼ばれる構造が存在し、全溶接で製造された丸みのある底面形状がその名の由来となっている。こうした「船底」の形状概念は造船や工業分野で広く使われてきたが、寿司用語としては握りの仕上がりを表す職人言葉として定着している。
なお、押し寿司用の木型や盛り付け用の器にも船底に似た曲面を持つものがあり、これらも船底型と呼ばれることがある。


