劣质醋饭
【读音】どんしゃり
【英文名】Donshari
ドンシャリとは、寿司屋の業界で使われる隠語のひとつで、酢飯(シャリ)とは異なる普通の白いご飯を意味する。寿司店では酢を合わせた飯を「シャリ」と呼ぶが、丼物やその他の料理に使う無調味の白米をこれと区別するため、専用の呼称として定着している。
語源を探ると、「シャリ」の部分は仏舎利(釈迦の遺骨)に白く小さな米粒の外見が重なることが名前の成り立ちとされる。「ドン」の部分には複数の説が存在するが、丼(どんぶり)物に盛るご飯であることに着目して「ドンシャリ」という名がついたとする説が広く支持されている。
寿司職人の世界では、注文時の混同を防ぐための符丁として広く根付いており、お客の耳に届いても意味が伝わりにくいよう工夫された隠語のひとつに数えられる。丼物に使うドンシャリには、粘り気が抑えられ程よい歯応えのある炊き加減が好ましいとされる。
なお、音響·オーディオの世界にも同音の「ドンシャリ」という俗称が存在するが、こちらは低域と高域が際立った音質を表す、全く意味の異なる専門用語である。


