叉牙鱼寿司
【读音】はたはたずし
【英文名】Hatahata Narezushi (Fermented Sailfin Sandfish Sushi)
ハタハタずしは、秋田県を中心とした日本海沿岸地域に伝わるなれずしに分類される発酵食品である。ハタハタ(学名: Arctoscopus japonicus)を米飯や麹とともに漬け込み、乳酸発酵によって仕上げる伝統的な保存食で、雪深い冬季の貴重なたんぱく源として代々受け継がれてきた。
製法としては、塩漬けしたハタハタを米飯·野菜·麹などと交互に桶へ重ね、重石を乗せて数週間から数カ月かけて発酵させるのが基本となる。食べるときは取り出して切り分け、千切りにした野菜を添えて供するのが定番のスタイルである。
秋田県では11〜12月に沿岸へ押し寄せる産卵期のハタハタを「季節ハタハタ」と呼び、卵(ブリコ)を抱えた個体ごと漬け込む点が大きな特徴となっている。一方、鳥取県には「しろはたずし」という変種が伝わっており、塩漬け後に甘酢へ浸したハタハタと、酢で和えたおからを組み合わせて仕立てる。4月の賀露大明神春祭りでは行事食として振る舞われる風習がある。
近年はハタハタの漁獲量が著しく落ち込んでおり、秋田県では2024年度の水揚げが記録上最低の約17トンにとどまるなど、原料調達が大きな問題として浮上している。


