老挝酸鱼
【读音】そむぱー
【英文名】Som Pa
ソム·パーは、東南アジアの内陸国ラオスに伝わる魚料理のひとつ。ラオ語で「パー」は魚を意味し、「ソム」は発酵や酸味を指す語とされている。同じ「ソム」の名を冠する料理にはソム·ムー(豚肉をバナナの葉で包んだ発酵食品)があり、いずれもラオスの伝統的な発酵技法を用いた料理に分類される。
ラオス料理は、もち米を主食とし、パーデークと呼ばれる魚由来の発酵調味料を多用する点が特徴的である。ソム·パーもこうした発酵食文化の中で生まれた料理といえる。ラオスでは魚を素材とする料理が多彩で、香草と和えるラープ·パー、直火で焼くピン·パー、バナナの葉で蒸すモック·パーなど、調理法ごとに異なる名称で呼ばれている。
寿司との直接的な関連は薄いものの、魚を塩や米とともに発酵させる手法は、日本の「なれずし」に通じる保存技術として比較されることがある。東南アジア各地の魚の発酵文化は、寿司の起源を考えるうえでも興味深いテーマである。


