鸣门鲷
【读音】なるとだい
【英文名】Naruto Sea Bream
鳴門鯛とは、徳島県鳴門市周辺の鳴門海峡で水揚げされる天然マダイを指すブランド名称。鳴門海峡は世界三大潮流に数えられるほど潮の流れが速く、この環境下で育った真鯛は筋肉が発達して身が引き締まり、適度に脂がのるとされる。
旬は年に二度あり、産卵前の春(主に3〜5月)に獲れるものは「桜鯛」、冬に備えて栄養を蓄える秋(主に11〜12月)のものは「紅葉鯛」と呼ばれる。春はさっぱりとした味わい、秋は脂の甘みが増すのが特徴とされている。
鳴門鯛の証とも言えるのが「鳴門骨」で、急流にもまれることで骨の節に瘤状の膨らみが生じる現象である。江戸時代の食物誌『本朝食鑑』にも記載があり、古くから知られていた。正確な形成の仕組みは未解明とされる。
水揚げ地域ごとにブランド化も進んでおり、鳴門町の「サクラタイ」、北灘の「べっぴん鯛」、堂浦の「うず華鯛」などがある。寿司ネタとしては握りのほか、刺身·潮汁·塩焼き·鯛飯など多彩な食べ方で親しまれている。


