紫海胆
【读音】むらさきうに
【英文名】Purple sea urchin
ムラサキウニはナガウニ科に属する棘皮動物で、日本の寿司店で広く使われる代表的なウニのひとつ。殻の直径は5〜6cm前後で、全身を覆う長い棘が目立つ特徴を持つ。体色が暗い紫色を帯びることが和名の由来だ。
分布域は日本海側で青森県より南、太平洋側では茨城県より南の沿岸全域におよび、中国南東部や台湾近海にも見られる。磯の岩場から浅場にかけて生息し、海藻類を主食として育つ。寿命はおよそ9年とされる。
可食部は生殖腺(いわゆる「身」の部分)で、旬は産卵期にあたる主に6月〜8月頃。生殖腺の色が淡い黄白色であるため、バフンウニ系の「赤ウニ」に対して「白ウニ」という名で知られる。キタムラサキウニとまとめて白ウニとして流通しており、市場で両者の区分が曖昧になるケースも珍しくない。
鮮度低下とともに身が崩れやすい性質があるため、型崩れ防止のミョウバン処理を施した「板ウニ」の形で全国出荷されるのが通例。産地では塩水漬けの「塩ウニ」や殻付きのまま提供される場面もある。
近年は海藻が失われる磯焼け現象との関連が議論されており、神奈川県ではキャベツを餌に用いた養殖の試み(通称キャベツウニ)が研究·推進されている。


