隔叶
【读音】はらん
【英文名】Haran (Aspidistra leaf)
ハラン(葉蘭)は、寿司や弁当の盛り付けで仕切りや飾りとして用いられる植物の葉、またはそれを模したプラスチック製品を指す。
植物としてのハランはキジカクシ科ハラン属の常緑多年草で、学名はAspidistra elatior。光沢のある濃緑色の葉は長さ50cmを超え、厚みがあり丈夫なため、古くから料理の敷き葉や仕切りに活用されてきた。抗菌作用があるとされ、隣り合う寿司ネタの味移りを防ぐ実用的な役割も担っていた。
昭和初期までは握り寿司を積み重ねて盛るのが一般的で、笹やハランの葉を間に挟んで仕切りにしていた。現在の寿司店では飾りとしての意味合いが強く、本物の葉を包丁で切り出す技法は「葉蘭切り」と呼ばれ、笹を用いる「笹切り」とともに板前の包丁修行の一環とされている。
スーパーの持ち帰り寿司やコンビニ弁当で見かける緑色のギザギザしたプラスチック製品は「人造ハラン」が元の呼び名である。「人造」の後にハランが続く際に連濁が起きて「バラン」となり、やがて「人造」が省略されて「バラン」の名で定着した。現在では100円ショップでも購入でき、キャラクター型や海苔製など多様な種類が存在する。


