上茶
【读音】あがり
【英文名】Japanese tea
「あがり」とは、寿司屋で使われる業界用語(符牒)で、お茶を意味する言葉である。一般の客がカウンターで耳にする寿司用語のなかでも、特に広く知られたもののひとつといえる。
語源については諸説あるが、花柳界で「最後に出すお茶」を「あがり花(あがりばな)」と呼んだことに由来するとされている。「上がり」=仕上げ·締めくくりのニュアンスがあり、食事の最後に供される茶を指すようになったと考えられている。
寿司店で提供される「あがり」は、一般的に粉茶や番茶を熱い湯で濃いめに淹れたものが多い。脂の乗ったネタを食べた後に口の中をさっぱりさせる役割があり、次のネタの味を十分に楽しむための口直しとして機能する。湯呑みも大ぶりのものが使われることが多く、これは職人が頻繁にお茶を注ぎ直す手間を減らす実用的な工夫ともいわれる。
なお、「あがり」はもともと店側の符牒であり、客が使う言葉ではないという見解もある。寿司屋での振る舞いとして知っておくと、カウンターでの食事をより深く楽しめるだろう。


