柳鰈
【讀音】やなぎがれい
【英文名】Willowy flounder
ヤナギガレイはヤナギムシガレイの通称で、カレイ科に属する海水魚。細く薄い体つきが柳の葉を思わせることから、この名で呼ばれるようになったとされる。体長は最大35cmほどで、水深100〜200m付近の砂泥底に棲む。
分布域は北海道南部から九州北西部の日本海沿岸、太平洋側では噴火湾から銚子沖あたりまで広がり、東シナ海や渤海にも生息が確認されている。
「カレイの女王」の異名をもち、淡白でありながら皮目に脂がのった上品な風味が持ち味。卵を抱える秋から冬にかけてが旬で、主に10月〜1月頃に市場価値が高まる。鮮魚での流通は限られ、一夜干しなど干物の形で出回ることが多い。
主な産地は新潟県、福井県、島根県、鳥取県、茨城県、三陸地方など。福井県産は「若狭がれい」、島根県産は「笹がれい」の名で知られ、新潟県では県のフードブランドにも認定されている。刺身や寿司、天ぷら、塩焼きなど幅広い調理法に向くが、一夜干しにして焼く食べ方が特に親しまれている。


