裝飾壽司
【讀音】かざりずし
【英文名】Kazari Sushi (Decorative Sushi)
飾り鮨(飾り寿司)とは、握り·巻き·押し·ちらしなど各種の鮨を、季節の行事や祝い事に合わせて華やかに創作·盛り付けする技法の総称である。
巻き鮨の場合は「飾り巻き寿司」と呼ばれ、断面に花·動物·文字·キャラクターなどの絵柄が現れるよう、酢飯や具材を計算して巻き上げるのが特徴。金太郎飴のようにどこを切っても同じ模様が出る仕組みで、現在200種類以上の図柄が存在するとされる。
ルーツの一つは千葉県房総地方に伝わる「太巻き祭り寿司」で、その起源は寛政年間(1789〜1801年)まで遡るという説がある。もう一つの源流は江戸前鮨の「細工寿司」の技術である。戦後、太巻きの担い手が男性から女性へ移ったことで、より繊細で装飾的な方向に発展したとされる。
「飾り巻き寿司」という名称は、寿司職人の川澄健が1996年頃に著書で初めて用いたもので、以降この呼称が広く定着した。2008年には東京すしアカデミーが寿司インストラクター協会(JSIA)を設立し、技能認定や文化普及を推進している。
雛祭りや節分、花見など日本の伝統的な祝いの場で供されることが多く、和食の「美しさと栄養の調和」を体現する料理として国内外で注目を集めている。


