越光米
【讀音】こしひかり
【英文名】Koshihikari
コシヒカリは、国内で最も広く栽培されているうるち米の品種で、寿司のシャリに用いられる代表的な銘柄米として定着している。2020年産の統計によれば、国内うるち米の作付面積に占める割合は約33.7%に達する。
1944年、新潟県農業試験場において農林22号と農林1号を親として掛け合わせが実施され、その後、福井県の農事改良実験所で育種が重ねられた。1956年には水稲農林100号の名称で国への品種登録が完了している。品種名の由来は、越前·越中·越後を包括する旧称「越の国」に「光」を組み合わせたもので、この米によって越の国が輝きを放つことへの期待が込められている。
食味の特徴としては粘りの強さと炊き上がり時の食感の良さが挙げられ、広く支持を集めてきた。寿司店では酢飯に仕上げる際、その粘りを生かしながら水加減や炊き方を工夫して利用されるケースが多い。ただし、栽培上の難点としていもち病への罹患しやすさと茎が折れて倒れやすい性質が指摘されている。
産地としては新潟県魚沼地域が特に名高く、山形県内陸部や福島県会津地方なども高い食味評価を受けてきた。1979年以降、作付面積の国内首位の座を守り続けており、あきたこまち·ひとめぼれ·ヒノヒカリをはじめ数多くの品種がコシヒカリを親に持っている。


