本鮪(黑鮪魚)
【讀音】ほん鮪魚
【英文名】Bluefin Tuna
市場で本鮪魚の名で流通するクロ鮪魚(学名: Thunnus orientalis)は、サバ科鮪魚属に属する大型海水魚である。熱帯から温帯にかけての太平洋各海域に生息し、成長した個体は体長3m·体重400kgに達することもある、日本周辺海域の鮪魚類では最大の魚種にあたる。厚みのある紡錘形の体形で、背側は深い紺色、腹側は銀灰色をまとう。
壽司や刺身では赤身·中脂鮪魚·大脂鮪魚に分けて供され、部位ごとの脂質量の差が大きい。赤身100gあたりのDHAは約0.12gだが、大脂鮪魚になると約3.2gまで跳ね上がる。このほかネギマ鍋や各種焼き物、煮付けなど幅広い調理法で食卓に上る。
漁獲方法は一本釣りや延縄、巻き網が中心で、日本では一本釣りへの評価が特に高い。資源量の減少が懸念される中、IUCNは準絶滅危惧種に指定しており、各国で漁獲枠の規制が強化されつつある。養殖の分野では近畿大学が1970年に研究へ着手し、2002年に人工孵化による完全養殖を実現。その後マルハニチロ(2010年)をはじめ複数の水産企業も完全養殖に乗り出している。
なお厚生労働省は水銀含有を踏まえ、妊婦に対し1回約80g·週1回を摂取の目安として案内している。

