醃菜卷
【讀音】しんこまき/おしんこまき
【英文名】Shinko-maki (pickled radish roll)
新香巻き(しんこまき)は、たくあんをはじめとした漬物を芯に巻いた細巻き寿司の一種。「沢庵巻き」「香々巻き」「こうこ巻き」など、地域や店によってさまざまな名で親しまれている。
「新香」とは新鮮な漬物を指す言葉で、「香々」「こうこ」もどちらも漬物の異称にあたる。漬け込みの浅いものを使う場合は「新香巻き」、古漬けを芯にする場合は「香々巻き」が正確な呼び方とする見解もある。しかし現在では漬物全般が「新香」と総称されるようになったため、両者の区別はほとんど意識されなくなっている。
歴史
ルーツをたどると大阪にいきつく。寿司店『鮓虎』が沢庵を巻き込んだ細巻きを考案し、その後『矢倉』が「こうこ巻き」の名称で広く知らしめたとされ、時期は明治後期ごろと推定されている。1930年刊行の『すし通』には、関西から東京へと伝わった料理として記録されている。江戸ではたくあん特有の匂いが海苔の香りを損なうとして当初は敬遠する向きも多かったが、手頃な価格という利点もあって徐々に受け入れられていった。
具材と食べ方
芯となるのはたくあんで、千切りや細かく刻んだ状態で巻かれることが一般的だ。ごま·紫蘇·大葉を組み合わせるスタイルもあり、山葵をアクセントに添えることもある。北海道ではきゅうりの奈良漬けを使う地域も存在する。たくあんのパリッとした歯ごたえに、ごまや大葉が香りを添える一品として知られている。


