相對交易
【讀音】あいたいうり
【英文名】negotiated sale
相対売り(あいたいうり)は、売り手と買い手が1対1で直接交渉し、価格や数量を取り決める売買方式のこと。水産業界では「競り(せり)」と並ぶ代表的な取引形態として広く用いられている。
魚市場における取引は大きく分けて、多数の買い手が値を競い合う「競り」と、当事者同士が個別に条件を交渉する「相対売り」の二つがある。相対売りでは、卸売業者と仲卸業者などが事前に品物の品質·数量·価格について話し合い、双方の合意のもとで取引が成立する。
法律の観点では、相対売買は当事者の一方が財産権を移転し、もう一方が代金を支払う双務契約の一形態にあたる。当事者間の意思が合致すれば成立する諾成契約でもある。
近年、中央卸売市場では相対売りの比率が高まる傾向にあるとされる。寿司店にとっては、あらかじめ仕入れの品目や量を打ち合わせできるため、安定した食材調達につながる利点がある。一方で、競りと比較すると価格決定の透明性に課題があるという見方もある。


