生け簀
【よみ】いけす
【English Name】Live Fish Tank
生け簀とは、水揚げした魚介類を調理・販売するまでの間、生存した状態で一時保管するための施設・設備である。「いけす」や「生簀」とも表記される。
設置環境によってさまざまな種類に分かれる。海水域では沿岸の浅瀬に構築する海面生け簀のほか、陸上に水槽を設ける陸上生け簀がある。淡水の場合は湖や沼、ため池を利用するタイプも存在する。形状・素材による分類としては、箱生け簀・籠生け簀・船生け簀・掘り生け簀・網生け簀が挙げられる。漁船の活魚倉や、活魚運搬船・活魚車にも同様の保管設備が装備されている。
収容される魚介類は、マダイ・ブリ(ハマチ)・カンパチ・スズキ・トラフグ・ヒラメ・コイなどの魚類が主であり、クルマエビ・イセエビ・アワビ・サザエ・マダコなども保管対象となる。
寿司店や料亭では、フロア内に生け簀を配置して客の目の前で活魚をすくい上げ、鮮度の確かさを直接体感してもらう演出として機能することがある。近年は養殖の現場でも網生け簀が広く普及しており、まき餌として用いるイワシの蓄養などにも活躍している。


