先付
【よみ】さきづけ
【English Name】Sakizuke
先付(さきづけ)は、懐石料理やおまかせコースの冒頭を飾る小さな一品を指す。フランス料理のアミューズ・ブーシュに相当し、季節感を凝縮した少量の料理でコースの始まりを演出する役割を持つ。
寿司店においては、おまかせコースを展開する高級店で提供されるケースが目立ち、刺身の端材を使った小鉢や、旬の食材を活かした酢の物・煮物などが代表的な品として挙げられる。先付は「お通し」と混同されがちだが、お通しが居酒屋などで席料代わりに供される軽い一品であるのに対し、先付は料理人がコース全体の構成を見据えて仕立てる前菜であるという点で、その性格は大きく異なる。
懐石の流れでは、先付の後に椀物(お椀)、向付(お造り)と続くのが基本的な構成とされてきた。寿司屋のおまかせでは、先付から始まりつまみ(酒肴)を経て握りへと移行するという流れが定着している。


