寿司をすべての人へ。寿司ウォーカーは日本最大級の寿司メディアです

Sushwalker

Sushwalker
Sushwalker

時献上

【よみ】ときけんじょう

【English Name】Toki-Kenjō (Seasonal Tribute)

江戸時代、各藩は季節ごとの特産品を将軍家に届ける慣わしを持っていた。これが時献上である。

参勤交代に伴う贈答とは性質が異なり、四季折々の産物を定期的に届ける独自の制度として発展した。届け先である将軍家に対し、領内で真っ先に収穫・漁獲された「初物」を差し出すことが格別に重んじられた。品目は幅広く、各藩は自領の威信を示すべく、質の高い品を争って用意した。

藩同士がこうして競い合った結果、献上にかかる出費は増大の一途をたどった。幕府は経費の膨張を食い止める方針を打ち出したが、各藩の対抗意識は容易に収束しなかった。この仕組みにより全国各地の名産が江戸へ集結し、地域間の食文化を結びつける役割も果たした。初物を届ける風習は、旬の食材を尊ぶ日本独自の食の価値観にも深く関わっている。

献上向けに特別に作られた品には「御用品」の呼称が用いられる場合もあった。

寿司検定 公式サイト