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築地市場

【よみ】つきじしじょう / つきじいちば

【English Name】Tsukiji fish market / Tsukiji market

築地市場は、東京都中央区築地に位置していた日本を代表する公設の卸売市場である。1935年(昭和10年)の開場から2018年(平成30年)10月6日の閉場まで、83年の長きにわたって首都圏の食を支え続けた。

敷地面積は約23ヘクタール。水産物・青果・鳥卵・漬物・加工品などを取り扱い、水産物は約480種類・青果は約270種類の品目が並んだ。取引金額において国内最大規模を誇り、他市場の価格形成に影響を及ぼす「建値市場」として機能していた。1日あたりの来場者は4万2千人余り、出入りする車両は1万9千台前後に達し、仕入れから販売まで24時間体制で稼働していた。

その前身は日本橋の魚河岸にさかのぼる。1923年の関東大震災で壊滅的な被害を受け、旧海軍省の用地であった築地に臨時市場が設けられたことが現在地への移転の発端となった。帝都復興計画の一環として正式に整備され、ミラノやブロンクスの市場を参考にしたとされる。弧状の特徴的な建物形状は、かつて場内に引き込まれていた国鉄貨物線の線形に由来する。

閉場後、機能は江東区豊洲の新市場へと引き継がれた。跡地については2024年に再開発計画が公表され、多目的競技場や商業施設の建設が盛り込まれている。なお正式な読みは「つきじしじょう」であり、俗に「いちば」と読まれることもあった。

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