場内
【よみ】じょうない
【English Name】inner market
「場内」とは、卸売市場の敷地内部を指す業界用語である。寿司業界では主に築地市場や豊洲市場において、卸売業者や仲卸業者がせりを行う市場本体のエリアを意味する。
周辺に形成された小売店や飲食店の商店街は「場外」と呼ばれ、場内と対比して使われる。場内はプロの買出人が集まる業務エリアであり、場外と比べると一般客や観光客の割合は少ない傾向にあった。
築地市場の場内は面積約23ヘクタールを有し、水産物の卸売業者7社と約820の水産仲卸業者が営業していた。仲卸は取扱品目ごとに「業会」を組織し、マグロ専門の「大物業会」や「海老協会」などが存在した。
2018年10月に築地市場が営業を終了し、豊洲市場へ移転した後も、寿司職人や鮮魚店の間では仕入れ先を「場内で買う」と表現する習慣が残っている。寿司屋の符丁としても馴染み深い言葉である。


