女郎寿司
【よみ】じょろうすし
【English Name】Joro-sushi
女郎寿司(じょろうずし)とは、握り寿司においてネタ(寿司種)がシャリに対して大きすぎ、左右にはみ出して垂れたような見た目になった握りを指す寿司用語である。
「女郎」は遊女を意味し、着崩れた遊女の衣装になぞらえた呼び名とされる。江戸前寿司の伝統では、シャリとネタの大きさが均整のとれた握りが美しいとされており、ネタだけが目立って垂れ下がる状態は品に欠けるものと見なされてきた。
一方で、現代では「デカネタ」と銘打ち、あえて大ぶりなネタをのせた握りを看板にする店も存在する。ボリューム重視の消費者に向けた提供スタイルとして一定の支持を得ている。
寿司職人の技術は、ネタの切り付けや厚みをシャリとのバランスに合わせて調整する点にも発揮される。女郎寿司にならないための切り方や握り方の工夫は、握り寿司における基本的な技法のひとつといえる。


