五色
【よみ】ごしき
【English Name】Goshiki (Five Colors)
五色(ごしき・ごしょく)とは、5つの色の組み合わせを指す言葉で、日本料理の世界では「五味五色」の考え方として深く根付いている。
料理における五色は、白・黒・赤・黄・緑の5色で構成される。この配色の考え方は、見た目の美しさだけでなく、栄養バランスにも通じるとされ、和食の盛り付けにおける基本原則のひとつとなっている。
五色の起源には中国由来の五行思想がある。五行思想では青・赤・黄・白・黒の5色が、それぞれ東・南・中央・西・北の方角に対応するとされる。相撲の土俵に吊るされる4色の房や、七夕の短冊にもこの思想が反映されている。
寿司の世界においても、盛り合わせや懐石料理の一環として五色のバランスが意識される。たとえば、マグロの赤、白身魚の白、海苔の黒、玉子の黄、大葉やきゅうりの緑といった食材の色彩を組み合わせることで、見た目にも美しい一皿が構成される。
なお、料理で用いる五色と五行思想の五色は構成が異なり、料理では「緑」が含まれるのに対し、五行思想では「青」と「黒」が用いられる点に違いがある。


