ベニザケ
【よみ】べにざけ
【English Name】Sockeye Salmon (Red Salmon)
ベニザケ(紅鮭)はサケ科タイヘイヨウサケ属の魚で、学名は Oncorhynchus nerka。英名 Sockeye salmon を日本語読みした「ソッカイ」という別称もある。種小名の nerka はロシア語の呼び名 нерка に由来する。
体長はおおむね50cm程度で、大型個体は70cmを超える場合もある。海洋で生活する期間の体色は銀白色だが、産卵期を迎えると雌雄ともに鮮烈な紅色の婚姻色に変化する。この色合いが和名の由来とされている。
天然の降海型は千島列島・カムチャツカ半島からアメリカ・ワシントン州コロンビア川以北の北太平洋に分布する。日本国内には降海型の自然分布がなく、北海道東部の阿寒湖・チミケップ湖に陸封型のヒメマスが生息するのみ。1893年の支笏湖への移植を端緒に、十和田湖や中禅寺湖など各地にも放流されてきた。
日本で流通する紅鮭はロシアやアラスカからの輸入品が大半を占める。塩鮭(塩蔵品)のほか、スモークサーモンやルイベとしても利用される。寿司ネタとしては深みのある紅色の身と、コクのある脂が持ち味。動物プランクトンを主食とするため、身の赤色はエサ由来のアスタキサンチンによるものとされている。


