いもがら
【よみ】いもがら
【English Name】Dried Taro Stem
芋がら(いもがら)は、里芋の葉柄(ようへい)部分の皮を剥き、天日で乾燥させた伝統的な保存食材である。乾燥前の生の状態は「ずいき」と呼ばれ、乾燥後に「芋がら」や「干しずいき」と称される。地域によっては「割菜(わりな)」とも呼ぶ。
味わいは淡白でクセがなく、水で戻すとふっくらとした食感になり、だしや調味料の味が染みやすいのが特長である。繊維質を多く含むためシャキシャキとした歯ごたえも楽しめる。調理前にはしっかりと水戻しとアク抜きを行う必要がある。
寿司との関わりでは、山梨県の郷土料理「いもがら入り太巻き寿司」が知られる。甘辛く煮含めた芋がらをかんぴょうのように巻き寿司の具材として用い、冠婚葬祭など人が集まるハレの席で振る舞われてきた。山梨県ではずいき料理を次世代への食文化継承の対象に選定している。
栄養面では、食物繊維・カリウム・カルシウムなどのミネラルが豊富で、脂質をほとんど含まない低カロリー食品とされる。煮物・炒め物・味噌汁・酢の物・天ぷらなど幅広い料理に使われ、古くから各地の家庭で親しまれてきた食材である。


