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キタムラサキウニ

【よみ】きたむらさきうに

【English Name】Northern Sea Urchin

キタムラサキウニは、オオバフンウニ科に分類される冷水性のウニで、日本国内で広く食用にされる代表的な種のひとつである。漢字では「北紫海胆」と書く。

殻の直径はおよそ6〜7cm、棘は2〜3cmほどの長さがあり、暗緑色・暗紫色・暗褐色などの色合いを示す。南方に多いムラサキウニと外見が似ているが、本種は冷たい海域を好み、水温26〜30℃を超えると生存が困難になるとされる。

太平洋側では相模湾以北、日本海側は島根県以北から北海道にかけて分布し、朝鮮半島や中国北部の沿岸域にも生息が確認されている。潮間帯から水深約180mまでの岩礁に暮らし、海藻や有機物などを餌とする。寿命はおおむね14〜15年ほど。

食用部位は生殖巣(卵巣・精巣)で、北海道産は主に6〜8月頃に身入りがよくなる。産卵期の9〜10月は多くの地域で禁漁期間となる。生食が主流だが、蒸しウニや塩ウニへの加工品もあり、福島県ではウニの貝焼きが名物として親しまれている。

市場ではエゾバフンウニを「赤」、本種を「白」と呼び分ける習慣がある。近年は磯焼け対策を兼ねた養殖の試みとして、廃棄野菜を餌に活用する取り組みも各地で進んでいる。

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