ウマヅラハギ
【よみ】うまづらはぎ
【English Name】Black Scraper
フグ目カワハギ科に属する海水魚で、漢字表記は「馬面剥」。馬のように縦長い顔立ちが名前の由来となっている。体長は約25cmほどで、近縁種のカワハギと比べると細身の体型をしている。体の色は青みがかった灰色を基調とするが、個体ごとにばらつきがある。
北海道以南の日本沿岸から東シナ海・南シナ海の広い範囲に分布し、カワハギよりもやや沖合いの深みに群れをなして暮らす。雑食性であり、クラゲを好む食性があることでよく知られている。
寿司ネタとしてはさっぱりとした白身が持ち味で、脂質含有量は約0.2%ときわめて少ない。身の質感はカワハギより幾分しっかりしているものの、くせがなく口当たりがよい。肝はカワハギと並んで重宝され、ポン酢醤油をかけて生のまま味わうのが王道の食べ方だ。フグの代替食材として卓上に出されるケースもあり、刺身・煮付け・ちり鍋・みりん漬けの干物など多彩な料理に対応する。底引網や定置網による漁獲が主流だが、鳥取県ではオキアミやクラゲを使った専用の「カワハギ網」による漁業も営まれている。


