大目鮪
【讀音】めばちまぐろ
【英文名】Bigeye Tuna
メバチマグロはサバ科マグロ属の海水魚で、学名はThunnus obesus。大きく丸い目が名前の由来となっており、英語名「Bigeye tuna」も同じく目の大きさをそのまま表している。
太平洋·大西洋·インド洋の熱帯から温帯域にかけて広く分布するが、地中海での生息は確認されていない。成魚は全長約2.5m·体重約210kgに達する中型のマグロで、ずんぐりとした体高のある体型が特徴。昼間は水深300mほどの深層を泳ぎ、夜間に表層へ浮上するという独特の回遊パターンを持つ。
寿司ネタとして供される際は鮮やかな赤身が持ち味で、クロマグロほど脂が多いわけではないが、あっさりと品のある食味が楽しめる。クロマグロの品質が低下しやすい春〜夏の時期に代わって需要が伸びる傾向がある。
漁獲量はマグロ全体でキハダに次ぎ、国内流通量の約3割を占める。一方でIUCNレッドリストでは絶滅危惧II類(VU)に分類されており、資源の持続的管理が喫緊の課題として挙げられる。なお厚生労働省は、魚肉中に含まれる少量の水銀への配慮から、妊婦に対して1回約80g·週1回程度を摂取の目安として案内している。


