スシローが中国市場で急成長、手頃な価格や豊富なメニューが人気
スシローが中国で急拡大している。
2021年に広州東方宝台広場に初の店舗をオープンして以来、すぐに広州正家広場、万陵会、岳匯市などに次々と店舗をオープンしており、スシロー の計画によれば、数年内に中国に42 ~46店舗がオープンされる予定だ。
スシローは現在は日本国内を含め、アジア全域で600店舗以上を展開しているが、今後の動向が注目されている。
スシローなど相次ぐ飲食業界の中国市場への参入
日本国内でスシローが支持されている要因は、徹底した管理システムによって寿司を手頃な価格で提供することにあるが、それ以外にも寿司だけではない豊富なサイドメニューも提供することで、家族などさまざまなニーズに対応していることも要因の一つだ。
しかし、日本国内の飲食市場は人口減少や物価上昇の影響を受けて衰退傾向にあり、スシローを含め多くの日本企業は海外市場を重要な成長の機会と捉えている。
スシローの中国市場への参入はその一例だが、特に中国市場は急速に成長しており、多くの日本料理レストランが中国で新規に開業している。
スシローの中国市場での成功
スシローの中国市場での拡大は、日本の寿司文化と中国の消費者の需要の絶妙なマッチングともいえる。
国土の広い中国の食文化は多様だが、スシローの特徴の一つともいえる多様な寿司やサイドメニューは中国の消費者からも強い支持を受けている。
所得向上が著しい中国内で手頃な価格で提供されるスシローの寿司は、多くの中国人にとって魅力的な選択肢となっているのだ。
スシローの中国市場での成功は、他の日本の飲食企業にとっても大きな影響を与えている。
中国市場は成長が続いていることから、他の日本企業もスシローの成功を見て、中国市場への参入がさらに相次ぐことが予想される。
スシローは現在、中国の広州13店舗、深圳5店舗、成都4店舗、佛山2店舗などの店舗を展開しており、今後数年間でさらに店舗数を増やす計画だ。