かぼすブリ
【よみ】かぼすぶり
【English Name】Kabosu Yellowtail (Kabosu-fed Farmed Buri)
かぼすブリは、大分県で誕生した養殖ブリのブランド魚。飼料に大分県の特産品であるカボスを配合して育てることが最大の特徴で、同様の製法で生産される「かぼすヒラメ」「かぼすヒラマサ」とともに、同県を代表する水産ブランドに数えられる。
通常の養殖ブリは、カンパチやヒラマサと比べて血合い部分の変色が速く、見た目の鮮度が落ちやすいという課題がある。かぼすブリでは、カボス由来のポリフェノールやビタミンCがもつ抗酸化作用によって、血合いの赤みが一般的な養殖ブリより約20時間長く維持できるとされる。
食味は脂の重さが抑えられた軽やかな後味で、歯ごたえと風味のよさが高く評価されている。産地は臼杵市・津久見市・佐伯市など大分県南部沿岸域が中心。出荷期間は主に10月〜3月で、冬に旬を迎える。
調理・食べ方の面では、軽やかな脂の持ち味を引き出す刺身やカルパッチョが好まれるほか、ブリを薄切りにして出汁にさっとくぐらせる鍋仕立ても好評だ。寿司ネタとしても、脂と酸味のバランスが際立ち、冬の握りにふさわしい一貫といえる。


