下酒菜
【讀音】つまみ
【英文名】Tsumami
「つまみ」とは、酒を飲む際に添える軽い料理を指す言葉で、漢字では「摘み」と表記する。語源は「手でつまんで食べる」動作に由来し、干物や木の実など指先でつまめる食べ物を「つまみもの」と呼んだことが始まりとされている。
主に関東圏で広く使われる表現であり、関西では同様の意味で「あて」が好まれる。また「肴(さかな)」は酒に添える料理全般を意味する、より古い表現で、「酒菜(さかな)」が語源とされる。
寿司屋においては、握りの前に供される酒肴のことを指すのが一般的である。刺身、焼きはまぐり、出汁巻き卵、いかの塩辛などが代表的な品目として挙げられる。つまみの時間はカウンター越しに職人と会話を交わす機会でもあり、旬の素材や仕入れ状況を聞きながら食事を組み立てていく楽しみがある。
歴史的には、平安時代には酒席に果物や唐菓子が供されていた。江戸時代の1740年頃、神田の「豊島屋」が居酒屋の原型とされ、豆腐料理や煮物がつまみとして提供されていたと伝わる。



