Nurukan — Lukewarm Sake
【Reading】ぬるかん
【English Name】Nurukan (Lukewarm Heated Sake)
ぬる燗とは、日本酒を約40℃に温めた飲み方を指す。燗酒には温度帯ごとに名称があり、低い方から日向燗(約30℃)、人肌燗(約35℃)、ぬる燗(約40℃)、上燗(約45℃)、熱燗(約50℃)、飛び切り燗(55〜60℃)と細かく分類されている。
ぬる燗の特徴は、口に含んだときにじんわりと温かさが広がり、米由来のやわらかな香りや旨味が引き出される点にある。冷酒や常温では感じにくい風味が現れるため、日本酒の味わいをより深く楽しめる温度帯とされている。
作り方としては湯煎が一般的で、沸騰直前の湯に徳利を浸して2〜3分ほど温める方法が知られている。徳利の口をラップで覆うと香りやアルコール分の飛散を抑えられる。電子レンジを使う場合は、500Wで1合あたり約50秒を目安に、途中で振りながら温度を均一にするとよい。
寿司との相性では、白身魚や貝類など繊細な味わいのネタに合わせやすく、素材の旨味を引き立てながら穏やかに楽しめる温度帯として知られている。体温に近い温度のため胃への負担も少なく、食中酒として好まれる。


