Aka Mutsu — Blackthroat Seaperch
【Reading】あかむつ
【English Name】Blackthroat seaperch
赤ムツはスズキ目ホタルジャコ科に属する海水魚で、口の奥が黒いことから「のどぐろ」の通称で広く知られる。体長は約40cmほどに成長し、体は左右にやや扁平で、背側が鮮やかな赤色を呈する。目が大きく、鱗はざらざらとした櫛鱗である。
日本近海では日本海側の青森から九州南岸、太平洋側でも北海道から九州にかけて広く分布し、水深100〜200m付近の海底に生息する。国外では朝鮮半島や台湾、フィリピン、オーストラリア北西岸にも分布が確認されている。産卵期は主に6月から10月とされる。
主な水揚げ産地は島根県·長崎県·山口県·石川県·新潟県·富山県など。島根県浜田市は「どんちっちノドグロ」としてブランド化しており、長崎県対馬市では「紅瞳(べにひとみ)」の名で一本釣りの高品質品が出荷される。
身質は上品な白身でありながら脂が全体に行き渡り、「白身のトロ」と称されることもある。年間を通じて脂のりが安定しており、旬の時期には夏〜秋説と秋〜冬説の両方がある。寿司ネタとしてはもちろん、塩焼き·煮付け·刺身·しゃぶしゃぶなど多彩な食べ方で楽しめる高級魚である。


