Uro — Innards / Guts
【Reading】うろ
【English Name】Digestive Gland (of Scallop)
ウロとは、ホタテガイの中腸腺(ちゅうちょうせん)を指す俗称で、寿司店や鮮魚売り場でよく使われる用語である。黒緑色をした内臓部分で、貝殻を開いたときに目立つため、素人でも手で簡単に取り除くことができる。
ウロは独特のえぐみが強く、一般的には食用に適さないとされる。さらに重要な点として、生物濃縮により貝毒やカドミウムなどの重金属が蓄積しやすい部位である。正規流通のホタテではサンプル検査が行われ、基準値を超えた場合は出荷が差し止められる仕組みになっているが、念のため食べないことが推奨されている。
調理の際にウロを取り除かないまま加熱すると、内容液が料理全体に広がり風味を損ねることが多い。そのため、刺身·寿司ネタ·バター焼きなどに使う場合は、下処理の段階で必ず除去するのが基本である。加工品のベビーホタテ(半成貝)でも、ボイル後にウロを取り除いた状態で製品化されるのが一般的だ。
寿司の現場では「ウロを取って」と言えばホタテの中腸腺除去を意味し、仕込みの基本作業のひとつとして知られている。


