Ezo Ishikage-gai — Ezo Stone Cockle
【Reading】えぞいしかげがい
【English Name】Aleutian Cockle
エゾイシカゲガイは、ザルガイ科に属する二枚貝で、漢字では「蝦夷石蔭貝」と書く。1839年にフランスの博物学者デエーが学術記載した種で、英名は「Aleutian cockle」。天然では鹿島灘からオホーツク海にかけての太平洋沿岸、水深10〜100mほどの砂泥底に生息する。
現在市場に流通するものは、ほぼすべて岩手県陸前高田市の広田湾で養殖された個体である。1996年に養殖事業化に成功したが、2011年の東日本大震災で養殖施設が壊滅。2013年に出荷が再開され、現在に至る。出荷時期は主に6〜9月で、旬は7〜9月とされる。
同じザルガイ科のトリガイと外見が似ており、かつては代用品的に扱われていた。しかし肉厚な身と甲殻類を思わせる濃厚な甘みが評価され、現在では高級寿司ダネとして独自の地位を築いている。市場では「いしかげ」が「いしがき」と聞き間違えられ「石垣貝」の通称でも流通している。


