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スシスワップ(SushiSwap)とは?メガサイト寿司ドットコムの謎に迫る!

寿司好きの皆さんは、SushiSwap(スシスワップ)をご存知ですか?
直訳すると「寿司交換」ですが、SushiSwapとは仮想通貨などをユーザー同士で直接取引を行う取引所のことです。

仮想通貨のことをよく知らない人にとっては何やら怪しげな印象を持ってしまうネーミングかもしれませんが、さらにびっくりなことにこのSushiSwapのURLは「Sushi.com」なのです。
寿司スワップに加え、最強の寿司ドメインともいえる「寿司ドットコム」まで絡んでるとあれば、寿司のことを取り扱う寿司ウォーカー編集部としては見過ごせません。

ということで今回は、日本ではあまり知られていないSushiSwapとSushiSwapを展開するSushi.comについて、ご紹介したいと思います。
寿司メディアという観点から紹介してますので、わかりやすくするために細かい説明や投資視点での話は省いています。
興味を持たれた方は参考サイトなどをぜひチェックしてみてくださいね。

SushiSwap(スシスワップ)とは?

SushiSwap(スシスワップ)とは?

SushiSwapとは、仮想通貨などをユーザー同士で直接交換できる、管理者がいない分散型取引所(DEX)のことです。
2020年8月にできたばかりですが、短期間で急成長を遂げ、現在は世界中のユーザーに利用されている人気の取引所の1つです。

匿名の創業者であるシェフ・ノミ氏(Chef Nomi )とマキ氏(0x Maki)によりオープンされ、シェフ・ノミ氏による大量のSUSHIトークンの売却と返還、両創業者の退任などの荒波を潜り抜けながらも成長を続けました。

その結果、現在はNFTプラットフォームやメタバースの開発も進めるなど、世界的に有名な分散型取引所の一つとしてさらなる進化が期待されています。

SushiSwapの生い立ち、SushiSwapはなぜ「寿司」なのか?

SushiSwapの生い立ち、SushiSwapはなぜ「寿司」なのか?

ところで、寿司好きの筆者としてはSushiSwapはなぜ 名前が「寿司」なのかという点が気になりますので、その生い立ちを見てみたいと思います。

SushiSwapは元々Uniswap(ユニスワップ)という、先駆者の仮想通貨取引所を模倣して誕生したといわれています。
Uniswapは非常に人気が高いイーサリアムベースの取引所なのですが、SushiSwapはUniswapよりも高い報酬を提供することで多くのユーザーを引き寄せる「ヴァンパイア攻撃」と呼ばれる戦略を採用して、一気にユーザー数と取引量を増やしたといわれます。

ここで気になるのが「Uniswap」という名前。なんとも短絡的な話ですが、寿司好きの筆者としては「Uni」が「ウニ」に見えてしまいます。。

実際のところはUniswapの「Uni」は企業ロゴのユニコーンからわかるとおり、魚介類のウニとは無関係なのですが、おそらくアジア系だろうといわれているシェフ・ノミ氏とマキ氏が「ウニ」への対抗馬として意図的に「寿司」を作った可能性も否定できないように思います。

創業者の二人はそもそも匿名で始めており、創業に関する情報はあまりありません。
もちろん、単に短く覚えやすいから「Sushi」という単語を選んだ可能性も否定できないのですが、アジア系である創業者が「ウニVSスシ」というコンセプトで考えたのだとしたら、実にユニークな話ですね。

Sushi.comとSushiSwap

Sushi.comとSushiSwap

SushiSwapについて、もう一つ気になるのが「Sushi.com」というURLです。
非常にみじかくインパクトのあるこのURLは、当然のことながらSushiSwapがはじまる前から存在しています。

1998年にドメイン販売業者に買われてから、長い販売期間を経てSushi.comという名前のアメリカの寿司関連サイトになり、そのサイトが閉じられた後に再度売りに出され、最終的に「SushiSwap」の手に渡っています。

ちなみに、「Sushi.com」は2020年の11月段階でまだ売りに出されており、売り出し価格はなんと$1,900,000(約2億6千万円)です。「SushiSwap」がいくらで買ったかは定かではないですが、「SushiSwap」がオープンしたのは同年の8月なので、オープン後に入手しています。言い値で購入したのか仔細はわかりませんが、SushiSwapはオープンしてすぐに巨大プロジェクトになってますので、かなりの金額を払ったと想像できますね、すごい。。

SushiSwapでできること

SushiSwapでできること

さて、ではSushiSwapで何ができるかということですが、SushiSwapは管理者や仲介業者を必要としないで、ユーザー同士で直接仮想通貨の取引ができる仕組みを持っています。

当初は「Uniswap」の模倣といわれた「SushiSwap」ですが、その後は異なる方向での進化も続け、さまざまな独自プロダクトを提供して世界で最も有名な分散型取引所の一つとして成長しました。

また、独自の仮想通貨、その名も「SUSHI」を発行しており、貢献したユーザーに報酬として与えています。この発行通貨の「SUSHI」は仮想通貨ブームの1/20程度の価格になった現在でも時価総額が2500億円前後あり、かなりのメガプロジェクトです。

SushiSwapは管理者がいないため、オープンコミュニティによって運営されており、コミュニティメンバーが意思決定に参加することができます。
ユーザーの声が開発や改善に反映されるため、ユーザーのニーズに合った機能やサービスが提供されやすいという特徴も持っています。

SushiSwapの今後

SushiSwapの未来を明確に予測することはできませんが、SushiSwapは世界の多くの投資家や仮想通貨愛好家から成長に期待が寄せられている分散型取引所で、発行通貨「SUSHI」にも注目が集まっています。

また、現在は取引所ですが、将来的にはNFTプラットフォームやメタバースの開発も進める予定であるなど、より多機能で便利なプラットフォームとして進化していくことが期待されています。

あまり仮想通貨に興味のない人とっては、名前など少し怪しげなイメージを受けるかもしれませんが、それにもかかわらず多くのユーザーを惹きつけるSushiSwapは、成長のポテンシャルを秘めたプロジェクトといえるでしょう。

以上、今回は食べ物の寿司とは少し違った視点で「SushiSwap」と「SUSHI」について紹介しました。
仮想通貨と寿司、二つの全く異なる世界がこんなにも密接に結びついているとは思いませんでしたね。

SushiSwapが今後どうなってゆくのか。寿司ウォーカーはこれからも寿司専門メディアとして、「SushiSwap」と「SUSHI」の成長に注目し、今後の展開に期待したいと思います。
将来の「SushiSwap」と「sushi」の発展に目が離せませんね!

注意:本記事は寿司好きの観点からの情報提供を目的としており、投資収益を示唆・保証、あるいは投資を推奨するものではありませんのでご了承ください。

参考資料