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銀座鬼ヶ島の寿司ケーキ―新たな寿司文化の始まり

去年の6月、銀座一丁目駅からほど近い場所に一軒の店がオープン。その名も「銀座 鬼ヶ島」。
「寿司ケーキ」を提供して注目を浴びている。

見た目の美しさや美味しさ、比較的手頃な価格帯ということもあり、今人気沸騰中の寿司ケーキ専門店。
今回はそんな「銀座 鬼ヶ島」の魅力について取り上げよう。

宝石箱から飛び出たかのような寿司ケーキ

「銀座 鬼ヶ島」の寿司ケーキは、驚くばかりのまるで本物のケーキのような見た目。
その美しさはまるで宝石箱から飛び出たかのようだ。

見た目だけでなく、使われているのは築地から直送される鮮度の高い寿司ネタと厳選された食材。
一口食べれば、繊細な味わいと絶妙なバランスが口の中に広がり、味も申し分ない。
寿司という伝統的な日本食にケーキというデザート要素を加えることで、未知の食体験が生まれているのが興味深い。

提供されているメニューは、「あかおに(まぐろ・サーモンなど)626円」、「あおおに(えび・たい・サーモンなど)670円」などの小さな寿司ケーキから、「鬼ヶ島 5号(うに・かに・いくらなど)7,452円」、「桃太郎 5号(まぐろ・たいなど)4,860円」といったホール型の寿司ケーキまで、さまざまなサイズがある。

特別な日のお祝いには華やかなホールケーキ、一人での贅沢な時間や手土産には個別にカットされたピースや手軽なミニサイズなど、シーンに応じて選べるのも「銀座 鬼ヶ島」の魅力だ。
さまざまなシーンで利用できることが、利用客の支持の理由の一つだろう。

華のある寿司ケーキはSNSでも大注目!

彩り豊かな寿司ネタがケーキの上に華やかに並べられた寿司ケーキは、もちろんSNS映えも抜群だ。
連日、SNS上でも多くの利用客がその美しさをシェアして話題を集めており、同店にとっても広告効果は高いだろう。
もちろん、利用客にとっても特別な日やイベントの投稿でたくさんのいいねをもらえるのは、同店を利用する上で嬉しいオマケといえる。

寿司とクリエイティビティの融合による新しい寿司文化はじまり

寿司ケーキ自体は以前にもあり、ひな祭りや特別な日のメニューとして各レシピサイトで紹介されているが、こうして専門店として展開したのは「銀座 鬼ヶ島」が初めてだ。
鬼ヶ島の開店は、伝統的な寿司文化と現代のクリエイティビティを融合させた新しい美食文化が一般に浸透していくはじまりといえるだろう。

「銀座 鬼ヶ島」のオーナーの佐藤ゆきさんは料理人の父をもつ。
クラウドファンディングで資金調達を行い、「銀座 鬼ヶ島」の開店資金の一部を集めるなど、行動力も企画力も抜群だ。

いつもの寿司を楽しみながら、新たなアレンジが加わった寿司ケーキは、現代の食文化の魅力を感じさせてくれる。
先日紹介したニューヨークにオープンしたスシデリック同様、新たな寿司文化の誕生を感じさせてくれる見事なクオリティといえるだろう。

見た目はケーキだが、味わいは寿司。
日本の伝統的な食文化と西洋のデザート文化が融合した寿司ケーキは、甘いものが苦手な人やいつものケーキに飽きてしまった人にとって、新たな選択肢になること間違いない。
かくいう筆者も甘いものよりも、寿司の方が好みなので、今後リピートしてしまいそうだ。
外国人にも人気が出そうな寿司ケーキは、今後の動向次第ではチェーン展開やグローバル展開にも期待がもてるだろう。

宝石のような見た目とこだわりの詰まった一度食べれば忘れられない味わいの寿司ケーキ。
ぜひ、銀座に訪れた際は「銀座 鬼ヶ島」を訪れて、新しい寿司文化のはじまりを体験してみてほしい。

寿司cake専門店「銀座 鬼ヶ島」
営業時間:11:00-20:00
電話:070-4748-0929
住所:東京都中央区銀座1-20-10 トマトハウス1階
アクセス:都営浅草線・日比谷線 東銀座駅より徒歩4分
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